
私は駐在員の妻、そして専業主婦。ドラマや小説で描かれるようなパーティーや夫人会に出席するわけでもないので、「駐在員の妻」という風に感じることは少ないです。
さとみ
言語や治安の問題は数えきれないほどあります。
日本では丈夫だと自負していたのに、いざ海外に住むと体調不良が続く。ストレス耐性もあると思っていたけれど涙が止まらなくなる日もある。けれどそれは日本で暮らしていてもあり得る話かもしれません。
朝は夫を送り出して洗濯、食器を洗って買い物に行き、夕飯の準備。日本の専業主婦の日常と変わらない気がします。
私はこの国に来るギリギリまで正社員として働いていましたが、退職して夫の海外赴任に帯同する「駐在妻」になりました。
最近よく「駐妻の世界は華やかじゃないよ!」っていう記事を見かけますがその通りです。
ホームパーティーをして、アフタヌーンティーに通うような華やかな駐在妻さんたちは、ごく一部だとこの世界に来て分かりました。
安いのは水とタクシー代だけ。至って贅沢はしていないし、むしろ一時帰国の航空券やホテル代を考えて、どうやって節約しようかと考える毎日です。
金銭感覚も、さほど日本の専業主婦と変わらないような気がしています。
そんなわけで、華やかでは無い(笑)普通界隈の私はお金が欲しいなあ~自分で稼ぎたいな~と思っています。そして同じように考えている人が現実には多いことを知りました。
お金が欲しい!自分で稼ぎたい駐在妻は案外多い
- 洗濯と料理と買い物以外することがない…
- 四季も無ければ娯楽も少ない。一番の楽しみは友達とランチ。
- ランチも買い物も夫のお金。だんだん「お金ちょうだい」を言うのに気が引けて…
- どうにか自分で稼げないか、何か稼ぐ方法はないかな…
さとみ
正社員から駐在妻へ。「稼ぎたい」気持ちは昔よりも強い。
日本では正社員!いたって普通の社会人生活
私は移住一部上場企業の正社員として働き、世の中にいる社会人4、5年目の給料がありました。かつ実家暮らし。お酒も飲まない(飲めない)。
一人暮らしをして自立している友人には「お金貯まるでしょ~」と言われていました。
- 「湯水のように」までいかなくても、年に1回は海外旅行
- 欲しいと思うものはカードを切る(2,000円弱のピアスとか)
- 土日はちょっと美味しいものを友達と食べる
でもこれって、社会人5年目くらいの人間にとって、普通の感覚ですよね。
駐在妻、そして専業主婦になって気付くもどかしさ
会社は好きだったけれど、「帯同先でも仕事いただけませんか!?!?」というようなバリキャリでもなく、この先どうなっているかも分からない人生。休職もなんとなく会社に縛られている気がして退職しました。
さとみ
私の夫は「今は、僕が稼ぐね。さとみちゃんは好きなようにお金使っていいからね。」と言ってくれます。
食費などの生活費はもちろん、友人とのランチやお茶代、サンダルや服も。
さらに私は夫の口座から引き落とされるクレジットカードも、口座カードをまだ作っていません。手元のお金が無くなる時に、夫にお金を下ろして貰っています。
さとみ
お金に困っているわけじゃない・・・でも欲しいものは自分(の稼いだ)お金で買いたい!
お金が欲しい!!笑 自分で稼ぎたい!!!!
お茶代も稼げない自分がいる
現地の言葉もほとんど喋れないから外で働くことは出来ないし、メルカリも海外では出来ない。というか、帯同ビザでは稼いではいけない。
「何か稼げる手段は無いかな?」
子供もまだおらず暇を持て余している私は、フリーマーケットで夫の本やほとんど来ていない服を売ったり、ハンドメイドを始めて作品を販売しました。しかし、稼げた額はランチに2回行けるかな?という程度。
「ランチ2回分か…」本来なら、少額でも自分で稼ぐことが出来た嬉しさを感じるはずなのに、余計にお金を使わないようにしようという気持ちが強くなってしまいました。
漠然としているけど、描いている未来もある
今お金に困っているわけではないのに、どうして「お金が欲しい!自分で稼ぎたい!」と思っているのか、もう一度自分なりに考えてみました。
・【今】は、全て夫のお金。なんだか申し訳ない。なんだか自由に使えない。
・【将来】は、できれば子供が欲しい。将来は適度な我慢で生活するお金が欲しい。
そして【今】も自分で稼いでお金でランチをしたい!服を買いたい!!!!!
あわよくば贅沢ディナーも、TWGでアフタヌーンティーもしたい!!!
さとみ
≫この記事を書いて2ヶ月後の気持ちの変化。理想と現実の狭間でもがいてもしょうがないの?
「稼げない」状況で自分をどうやって立て直す?
日本の正社員時代のように休日はランチをして、服を自由に買えて、将来の為の貯蓄にも回せる余裕があるくらいの金額を稼ぐのは相当難しい。
ならば、せめて将来の為に何を出来るかを考えることから始めよう。4か月経ってやっとそんなことを考えられるようになりました。
SNSを触る時間に制限を設ける
ジャカルタに来て手放せなくなってしまったSNS。
最初の頃は、有益な情報をリアルタイムで得ることができるし、コミュニケーションの場として使っていました。ですが気付くと数分ごとにタイムラインを更新している自分がいて、有益な情報を探すどころか、何を探しているのか分からなくなる日々。
スマホ中毒を疑うほどにSNSに時間を割いていることに気が付き、まずはSNSを利用できる時間を制限して自分をコントロールすることにしました。
さとみ
本を読む
海外生活は想像以上に大変。
強靭だと思っていたメンタルが弱っていたこと、なんとなく過ごしている毎日がもどかしいのも相まって、「メンタルが強い人がやめた13の習慣」という本を手に取ったのが最初のきっかけです。
読書は自分の生活をより豊かにするという言葉は、あながち間違いではないですね!
- 「毎日何をしてるんだろう?」という疑問が頭の中から消える
- 今お金を生み出すことはないけれど、知識は将来の資産になる
- 【今】の過ごし方を変え、【将来】の選択肢を広げるきっかけになる
SNSを利用できる時間を制限したことで空いた時間が生まれ、本を読むようにしただけで「毎日を有意義に過ごしている」気がします。気がしているだけでもいい、私はそう思っています。
ブログを書く
せっかく海外生活をしているのだから、という単純な思いからブログをスタートしました。
最近は、「私が困って検索したこと、悩んでも解決策がなかなか見つからなかったこと」についての情報が、誰かの役に立てばいいなという気持ちに変わってきました。
実際にブログを書いていると、新しく学びたいことがたくさん!大人なのに文章の書き方が拙い、ウェブに関する知識が無い、どれ位読まれているのかの分析方法が分からない…など。
今この記事を読んでいる駐在妻さんも、ブログを書き始めてはいかがでしょうか?
さとみ